『煮花』は当神社鎮座地、平山の里に神武天皇がしばらくの間滞在された折、地元住民たちが種々思案の末に献上したと伝えられる、他に類を見ない神饌（お供え物）です。

神武天皇はことのほかお喜びになられ沢山召し上がられたと伝えられています。
原料の餅モミを鉄鍋で煎ってポンポンと弾ける様は、あたかも白く小さい花々が咲いたように見え、まことに見事です。

ご利益は家内安全・無病息災と伝えられており、食べる御守といってもよいでしょう。
毎年2月最終日曜日の祈年祭・豊作祈祷神楽にあわせて、煮花作りを再現する神事が行われています。